日本がこんなにタトゥーに厳しいとは思わなかった
日本を訪れる海外からの旅行者は、口をそろえて言います。
「日本がこんなにタトゥーに厳しいとは思わなかった」と。
例えば、公共のプールでタトゥーがあるからと利用を断られる。
スーパー銭湯などの入浴施設で、やはりタトゥーを理由に入浴を断られる。
温泉を目的に日本にやってきて、宿泊した温泉宿でタトゥーがあるからと入浴を断られた、そういうケースもよくあるのだとか。
一部の宿泊施設ではタトゥーに対する規制を緩和する動きが出ていますが、日本全体として「タトゥーお断り」の看板を撤廃することはまずないでしょう。
そんな日本では、タトゥーが公共のイベントになる可能性はほぼ皆無です。
海外のタトゥー愛好家は環境に恵まれている？
日本人のうち、タトゥーを施した人々のうち８割から９割は後悔するというデータがあります。
理由はさまざまですが、周囲からの視線を受けて「覚悟が足りなかった」と感じるケースが多いようです。
日本では海外に比べてタトゥーを入れる若者の割合が格段に低く、人目を集めやすいというのもあるのかもしれません。
また、海外ではタトゥー愛好家の大部分が「ひと目を気にしない」としています。
さらにはタトゥーを入れる人々は同様の嗜好を持つ仲間を得やすい環境にあり、タトゥーを「レッテル」と意識せずにすむとも考えられます。
訪日して「タトゥー」が特異的なものとして「見られる」環境に身を置き、初めてタトゥーによって居心地の悪い思いをした、そういう旅行者、少なくないのです。
逆の現象も起こりうるでしょう。欧米を旅行した日本人が目についたサロンで記念のタトゥーを施し、帰国して冷たい目にさらされ、後悔するというケースです。
どんな理由があるタトゥーであっても、それを身に着けて生きていくには覚悟が必要である。
タトゥーに関心を持つ方、これから入れようか検討している方は、よくこのことを考えていただきたいと思います。
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